拡張型心筋症から【補助人工心臓エバハート】を植込んだ弟のプロフィール

 

201111月に実の弟が、息苦しくて急に歩く事も出来なくなってしまいました。

病院での診察の結果、『拡張型心筋症』という病気と判断されました。

心臓がスイカの様に大きくなってしまい、体内に血液を送る心臓の仕事が出来なくなる病気との事。
弟が病院に行った時は既に、心臓の動きが通常の25%しか動いてない状態でした。

その時は、生命の危険性がある難病と知り、完全に治すには心臓移植をするしか方法がないものと聞きました。
急遽入院して大学病院では手に負えなく、心臓病に強い都内の大学病院に移りました。
しかし、どんな薬を使っても病気の進行は止められず、末期的状態で今の状態では生命が危険すぎるとの事でした。

そこで病院は心臓移植までの延命として、補助人工心臓を体内に植込む事を提案してきました。
体内に羽根車の様なものを付け血液の循環を良くする物です。

しかし、補助人工心臓は体外に重さ8キロ程の機械とバッテリーが繋がれていて、24時間それがついた状態です。よって私生活はかなり困難になり、家族全員の協力がないと絶対に勧められない手術だと説明されました。


それでも、同年1223日にその手術を無事に終え、20123月に退院しました。
今後は、人工補助心臓を植込んだ日から約1000日と言われている心臓移植を待つ事になります。

手術前に弟の状態を見に行った時は、もう永くはないと思える状態が何度となくありましたが、心臓移植の希望がみえてきた今は、現在の医学と先生方に感謝しています。

では、心臓移植を待つ弟の生き様日記もご覧ください。